名人、あみを投げる

九州や沖縄にたいへんな被害(ひがい)をおよぼした台風13号は、日本海を北上して東京からはずーっと離れていきましたが、気持ちの良い南風を残していきました。

その風の吹く中、アユ釣り名人は投網(とあみ)を投げておりました。投網とは字の通りで、アミのまわりになまりのおもりをつけたまぁ~るいアミをエイ!ヤァ~!と投げて魚をとるアミ。じょうずに丸く広がるように投げられるようになるには、コツが必要。

アユ釣り名人の投網はキレイな円を描いて多摩川の水面に落ちていきました。ただ丸く投げれよいわけではなく、ちゃんと魚のいそうなところを見きわめて投げねばならないのよ。それもまたむずかしい・・・・。

名人はアミを投げながら、「今日の多摩川はほんとうにキレイだ」「多摩川はやっぱり気持ちがいいねぇ・・」と一言二言・・・。そう、今日の多摩川は本当にさわやかで気持ちの良い風が吹いておりました。


名人、あみを投げる_c0091679_14134858.jpg