アユ釣り最後の日


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今日で多摩川のアユ釣りはおしまい。明日から禁漁(きんりょう)なのです。これからアユたちは産卵の準備にはいるので、そのアユたちをつり上げるのはやめましょうということ。それで釣ってはいけない期間(禁漁期)となっているのです。この禁漁期を設けているのは多摩川でもこの地域だけ。というのは、この地域がアユの産卵場所と言うことなのです。でも今年の産卵がうまくいくかどうか、ちょっと疑問。


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9月に大きな台風9号がやってきて、その後は川はズタズタ。上流の小河内(おごうち)ダムではダムの底にたまった泥を流し、今でも川はにごったまま。和泉多摩川にある宿河原(しゅくがわら)の堰でも、堰がこわれてしまい、ここからも泥が流れ出ています。そのために川底の石が泥をかぶり、アユのエサになる藻(も)がとても少ないのです。エサが少なければ卵を産む力も弱ってしまいます。なのでちょっと心配。来年たくさんのアユが見られるように、がんばってほしいね。

アユ釣り名人の谷津田さんは早々とアユ釣りはやめて、小物(こもの)釣り。今日はヤマベ(オイカワ)釣り。ほんのちょっとの間に20匹以上も・・・。夏の時期、アユがカワウに食べられないように毎朝ロケット花火でカワウを追い払ってくださいました。アユの時期が終わっても、大きな群れでやってくるカワウたちに小魚たちが食べられないよう、これからも花火で追い払ってくれるのだそうです。とってもありがたいです・・・。

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