思ってもいなかったほどの・・・

今日は今年初めての「水辺ガサガサ」。去年の秋から何度も川の水が増水して、生き物がたくさんすんでいた入り江(いりえ)がなくなってしまいました。なので、ガサガサをしてもお魚がとれるかなぁ~と心配していたのでした。

ところがどっこい。みんなでガサガサし始めたらお魚が4種類、トンボのヤゴも4種類、それにエビ・カニやそのほかの生き物も含めて全部で14種類もの生き物を見つけることができました。すげぇ~。やっぱり多摩川はすごいのでした・・・。

魚は、アユ、ヌマチチブ(ダボハゼ)、シマドジョウ、マルタウグイの子どもの4種類。ヤゴはハグロトンボ、コヤマトンボ、ダビドサナエ、オニヤンマの4種類。そのほかにモクズガニ、テナガエビとヒゲナガカワトビケラ、ヒラタカゲロウの仲間、ヒラタドロムシ、大きなカワゲラの仲間。

中でもヒゲナガカワトビケラとヒラタカゲロウの仲間、カワゲラの仲間は多摩川の下流の世田谷でみつかったなんておどろき。ふつうは川の上流にすむ生き物たちなんです。多摩川の水が冷たくてきれいな証拠(しょうこ)だね。それにシマドジョウ、ハグロトンボは東京都のレッドリスト(最近少なくなってきたので、みんなで守っていかなければならない動物のリスト)にのるほどの生き物。

みんなが川でガサガサしているときに、あるお父さんと子どもが「河原の水たまりにアユがたくさん取り残されてるよ!」と教えてくれました。この水たまり。増水の時に河原のクボ地にできたもの。川の水がひいて、川から取り残されてしまったのです。

ほげぇ~、これは大変とみんなで救出(きゅうしゅつ)活動。お父さんの話ではアユの数は100匹くらいだとか。でもアユはすばしっこいのでなかなかつかまえられなくて、けっきょく助け出したのは20匹くらい。でもアユの他に小さな魚たちやヤゴも含め、たくさんの魚を川に帰してあげることができました。

今年初めてのガサガサ。いろいろな生き物も見つかってひと安心。来月も楽しみになりました。ぜひまた遊びに来てね。まってるよ。



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水たまりでアユの救出作戦


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小さな子も手伝ってくれたよ


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水辺の楽校原っぱ。初夏に入って原っぱのみどりも深くなりました