運ばれて・積もって

多摩川でガサガサをする河原の近く(少し高いところ)に、小石がたくさん集まっている層(そう)と茶色の土の層が、交互(こうご)重なっているところがありました。写真を見てくださいな。

小石がたくさん集まっている層は、大雨の時の大増水の勢いで上流から小石がバンバン運ばれてきてこの場所に積もったものです。で、土の層は小石が運ばれるほどの勢いのある増水ではないけど、土や砂などの軽いものが運ばれる程度の増水があって、その泥が積もったものです。そしてさらにまた大きな増水がやってくるとこの土の層の上に新しい小石の層が積もるというわけ。このくりかえし・・・・。

こういう土や石、泥の層が重なっているようすを地層(ちそう)と言うのよ。この多摩川の河原にあった地層はごくごく小さなものだけど、これでもりっぱな地層なのであるよ・・・・。


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