ところにより春

暖冬(だんとう)のせいなのでしょう。まだ2月なのに、多摩川の河川敷(かせんじき)は春一番に咲く花でおおわれています。グラウンドの土手のそばの日だまりには、空色のじゅうたんをしいたようにオオイヌノフグリガ咲いています。英語の名前は「Bird’s-Eye」。「小鳥の目」だそうな。日本語の名前とはずいぶんちがうなぁ。

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グラウンドはほとんど枯れシバとまだロゼット(地面にくっつけるような形の葉っぱ)のままのハルジオンが目立つけど、タンポポが顔だけのぞかせています。茎(くき)なんか全くなく、地面から花が咲いている感じ。春が来たかどうか、様子を見ているのね。でも川沿いは気温が低いのか、まだほとんど花は見られません。土手とグラウンドと河原。こんなにせまい場所なのに、風の当たり方や気温の差など、場所によって花の咲く時期がちがうのでござるよ。

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